サイクルモード終えて〜これから

サイクルモードインターナショナル2017

3日間が終わりました。

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

来場者者数、約27,000人の規模はこれまで毎年参加してきたハンドメイドバイシクル展とはまた違う雰囲気で圧倒されました。

ずらりと並んだ試乗車
カーボンバイク主流になりつつある最新自転車業界の中で、クロモリ、しかもハンドメイド、というまるで時代に逆行するかのような自転車を、華やかなブースが立ち並ぶ展示会の隅っこで展示すること自体ある意味チャレンジではありますが、こういう自転車もあるんです的な情報提供はある程度できたかなとは感じます。

お金掛かってるブースたち

ハンドメイドバイシクルコレクションのコーナー
ハンドメイドバイシクル展の常連さんもいれば「ハンドメイドバイシクルってなに?」という方もいるわけで、改めてハンドメイドの魅力を伝える努力をこちらも日々していかなくてはハンドメイド自転車の輝かしい未来は期待できません。
ヘラブナサイクルズのブース
 

というわけで、


久々にこれやります。

アポなし工房来訪オッケーな2日間☆

サイクルモードでは試乗が出来なかったのですが、ヘラブナデイでは試乗車があります。

抜群の乗り心地を誇るヘラブナサイクルズの自転車はやはり乗っていただくのが一番。

お待ちしております。


サイクルモードの最終日、NHK国際放送の取材を受けました。

メディアに出ることの少ないヘラブナ、どんな形で放送されるのでしょう…?詳細わかり次第また告知します。お楽しみに!

(Hocci)

お問い合わせはこちらから。

 

広告

サイクルモードに出展します

お久しぶりの投稿です。
11月3日(金祝)から5日(日)まで、3連休の3日間、幕張メッセで開催されるサイクルモードインターナショナルに出展します。
国内のスポーツ自転車の展示会では最大級、国内外大手のメーカーからヘラブナサイクルズのようなハンドメイドメーカーまで約160社が出展。
こんなにビッグな展示会でヘラブナサイクルズは小さなスパークを飛ばします☆
出品するのは最新の2台。
ですがまったく性格の異なる2台です。

1台はヴィンテージのコロンバスチューブを使ったクラシックな1台。

オーナーの自転車に対する思い入れにとことんまでお応えした逸品。

もう1台は最新のコロンバスチューブを使ったイマドキの1台。(現在塗装中につき写真はありません)
まったく異なる2台がヘラブナサイクルズから生まれます。
折しも明日は衆院選挙の投票日。
世の中が、潮目がちょっと変わりそうな、転換期にあるような空気感。

ヘラブナサイクルズもちょっとずつ、変わり続けます。

ロゴも新しくなりました。

ハンドメイドバイシクルコーナーの一角(ブース#3-70F)でお待ちしております。

このブログではお伝えしきれない、濃い2台です。ぜひ見にお越しください。

ステムキャップを作る

ステムがある程度できたらところで熱冷ましをしている間にキャップを作ります。ヘラブナのオリジナルパーツは製作中にインスピレーションやひらめきによってスペシャルモデルではアップデートがされます。またはサプライズともいいます。L9560636今回のステムキャップはオーナーの希望により、オーダーフレームのデザインの延長をステムにも反映したいということで真鍮キャップの予定、そこでひとひねり。まずはその1を削ります。L9560637そしてキャップその2。ネジ留めと圧入をひとつのパーツ組み合わせた技術を使います。その絶妙なフィッティングのために慎重に削り出して行きます。工作精度を必要とする工具づくりにも使う技です。L9560638ふたつを合わせたら、出来上がり寸法にするために切り離します。作業の要(かなめ)、切るのは最後。バームクーヘンもあの層を焼き上げるには大きく作ってから最後に切っていますよね…。L9560639続いてネジを切ります。旋盤という工作機械は対象物を円柱(錐)方向に加工するほかあらゆる寸法ネジができます。L9560643表面のバリ取りをします。L9560642できあがり…?!いえいえ、完了したのは内側のネジ。ステム本体を仕上げてから、その寸法に合わせてキャップ外側を仕上げて最後に切り離します。切るのは最後。

既製品や通常オーダーにない誂え(あつらえ)品の作り方の紹介でした。

お問合せ先はこちらより。→メール

ハンドメイドステムの準備

私どもにおいて製作とはアイデアからデザイン、加工方法まで全て工程を含めたことを指します。写真は断面のカットサンプル、下段は全体図の参考(メーカー品)。右の工具はネジを切るためのタップ、ステムキャップを作る時に利用します。同じネジ径でも一定距離でピッチと呼ばれる山数の間隔が違います。今回、上段にある細目を選択します。下段の並目より一般的に緩みにくいとの理由です。ネジピッチ-見えないところのマイナーチェンジを行う前に今回使用する材料でフィッティング検査をしております。明るい材料は真鍮、銅の仲間です。こちらも同じ山数に揃えて加工します。通常は加工のしやすさ、耐久性などの理由からアルミを使います。ステム縦パイプの内側がわずかに段付きなるように調整して、先ほどの(ネズミ色)鉄のパーツが留まるようにします。パーツ同士は後に溶接されますが、段付きはストッパーの役目を果たし、また一連の部品はステム全体の肉厚と重量による補強も兼ねています、念のため。ステムの作り方もいろいろです。

ヘラブナさんぽ (千住編)


久々のブログ更新。

ビッグプロジェクトがようやくひと段落(ほっ)

日頃の運動不足を解消すべく、ビルダー絹川愛車に跨り東京の東(正確には北)へ。


ふと引き寄せられたこの看板は、松尾芭蕉が六百里の旅の始まりの句を詠んだといわれている場所(矢立初めの地)千住大橋公園内にありました。

千じゆと云所にて船をあがれば前途三千里のおもひ胸にふさがりて幻のちまたに別離の泪をそゝく

行春や鳥啼 魚の目は泪

ちなみに「鳥啼魚」(とりなきうお)はさかなの名前ではないそうな。

ここでは特に深くは掘り下げませんが。


ふと目に入った釣り船の乗船場。

ビルダー絹川は意外と釣りが好き?


シロギス、マダイ、アジ など季節の魚が釣れるよう。

ヘラブナ 鯛を釣る日も近い??

さ、明日からまた頑張りましょう。

(Hocci)

お問い合わせはこちら←から

Helavna Secret Night Picnic やりました。

早くも1週間経とうとしています。

先週金曜のHelavna Secret Night Picnic。

七夕の夜、雨も降らずそこそこ快適でしたよ。


その日はちょうど増上寺のキャンドルナイトの日でした。

いつもは夏至の晩なのですが、今年は七夕に行われました。


びっくりするほどの人が詰めかけてました。外国からのお客さんもたくさん!

20時には東京タワーも灯りを消しました。


キャンドルの熱気と人の(?)熱気で境内はムンムン。


ムンムンの増上寺を後にして、向かったのは、とある公園。


都心にありながら、閑散としていてビル灯りも目に入らない、貴重な場所。


ランタンを灯し、水出しコーヒーとクッキーで小腹を満たし


自転車談義に花が咲きます。


ナイトピクニックにはちょうどいい気持ちのいい晩でした♪

さて、次はどこへ行こうかな。

(Hocci)

仕込み中・・・


いよいよ今週末の

Helavna Cycles 

Secret 

Night

Picnic…!

ビルダー絹川が最近ハマっているのが

実は、クッキーづくり♡


ピクニックではお手製のクッキーも披露する予定♪

お天気もまずまずの予報。

まだ空きありますよ。

ご参加お待ちしいます!

7月7日(金)

19:00 ヘラブナサイクルズ スタート

(だいたい2時間くらいで終了)

自転車でお越しください。貸し自転車もあります。ご相談ください。

*参加ご希望の方は事前にご連絡ください → メール

(Hocci)

《イベントやります》Helavna Cycles Secret Night Picnic

helavna secret ride

七夕の夜、ヘラブナサイクルズがとっておきの場所へお連れします。(シークレットなのでこれ以上は言えません)


7月7日(金)
19:00 ヘラブナサイクルズ スタート
*自転車でお越しください。
レンタサイクルも可(先着2名)要相談
*参加費:500円(コーヒー、おやつ代)
*参加ご希望の方は事前にご連絡ください。
*雨天中止
*定員5名

大事なのは、引き際?

ひとつずつの準備を経て、いよいよ部材同士をつないで行きます。前三角を作ったら、先日削り出したシートピン台座とフレーム側との溶接です。ただしフレームラグは鉄板から加工された昔のプレスラグのため、個体により、フィッティング調整が必要になります。そして内装工作の続きをします。内装加工は数カ所行うことで完了します。ここではフロント変速の後半です。写真は前半のダウンチューブ側です。今回の変速機は昔のカンパニョーロ(Campagnolo 50th)。よく観察すると、上アームの中心からワイヤー留め部が円軌道を描いて動くのが見えてきます。するとBBシェルに元からついたミゾは…微妙にキツい、角度が良くない。こちらは良い感じでワイヤーが引ける、のは見えますか?実はこの角度で引くためにカンパニョーロでこんなフレーム小物がありました。さすがです。ご興味のあるかた、それなりに在庫ありますので補修やカスタム、お問い合わせください。

さておき、今回は内装。先ほどの2点と照らすとなるべく左に沿わせたほうがいいようです。この角度で行きます。ただの穴あけとスムーズに機能するのは別の話なので、慎重に進めます。仮付けしては、ワイヤーを通して確認、部品の微調整をします。組付け後に作動テスト。滑らかな引きです。BBシャフトの組み付けにも干渉せず、です。きっとご満足いただけるでしょう。まだまだ続きます、焦るな急げ(?)です。実際の部品を組み付けての動作確認と調整を繰り返しながら作る、ヘラブナクォリティでした。

お問い合わせ→メール

外来種と在来種…?

通常のブレーキワイヤーはフレームのトップチューブ外側の上端や下側などクランク(ペダル)側から車両を見たときに目立たない場所やペダリングに干渉しない場所に設定されてます。今回は下の写真のようにトップチューブに内装します。見た目がシンプルになり、高級感、カスタムの定番の一つとも言える特殊工作です。使い勝手が通常のものと変わらないように、内装に使うパイプを少しずつ曲げてみたり、ブレーキワイヤーを実際に通して動作確認を繰り返しながら加工をします。細長い穴を開けて、パイプを通したら溶接、補強板でフタをします。その後、ブレーキアウター(被覆)がパイプ内の入口で留まるようにします。内部はこんな具合です。前方のヘッドチューブ側は上から入り、シート(後端)側はリアブレーキの軌道に向かって曲げてあります。話は前後しますが、以前からある(在来種?)ものは細く、最近のものは一回り以上の大きい印象です。下が今回使用のもの、加工はシビアですが、今回はこれを使用します。上が最近流通しているもので、作業性に優れ、デザインも近代的です。車両の雰囲気や好みでどちらも選べます。

お問合せ→メール

高く?もっと?…もっと!

今回の変速機はダブルレバー。台座の位置を決めます。大体の決まった位置につきますが、シフトレバーの長さや形状によっては少し変えます。高すぎたら指がヘッドチューブに干渉し、低ければ、乗車姿勢を大きく崩して、変速しずらい。またレバーを起こした状態でヘッドラグとの見栄えのバランスにも気を付けます。近過ぎず、遠すぎず、付かず離れずの間合いです。台座の取付位置に目印を罫書き(ケガキ)、ダブルレバー台座を溶接しました。続いてシフトレバー現物を組みつけてみたら、その下方に細長い穴を開け、パイプを通して溶接します。ところで穴を開けた部分は弱くなります、大きさ次第ではフタなどで補強をします。先ほどのものを二つに割りなるべく目立たないものとの要望でしたので、小さな補強フタを作りました。通常は鉄製の小物ですが、今回は同フレームのチューブを切って残ったクロモリ。通常の鉄より高級な素材です。だからというわけではないのですが、余すところがないのは、まるで魚の丸食いのようですね。それで…何の通路でしょう?お楽しみに。
お問合せ先→メール

昨日、今日、明日

前回の投稿から進行中に、根本から見直しをしました…当初進行中の1本ラグ。L9560139はじめに戻りジオメトリー変更、ただしラグは新しいものに交換をせずに復元し、改造をしました。L9560227ht1IMG_0692L9560223L9560224htガス溶接での鉄ロウ盛りと整形です。そういった作業の中でもチェックポイントとなったシートラグ。L9560230オーナー持参のコンポーネンツはカンパニョーロ50周年(Campagnolo)のセット。IMG_0698シートポストを留める専用ピンもあれば専用シートポストも付属しています。ところが、フレームチューブのセットに対応するシートポストは27.2ミリ。付属品は26.8ミリ。たった0.4ミリ差、でも別物です。無理にそのまま閉めると留め具が壊れるか、シートポストが固定できないか、どちらかになります。IMG_0700IMG_0699そこでこちら部品とチューブが合うようフレームチューブセットの余りでシムを作り、溶接。内径を整えます。L9560249L9560250L9560251L9560253シートビラー完了。次はシートピンです。あらかじめピンの入る穴をあけてから、原型を損なわない同型を作ります。L9560254L9560259L9560260L9560262L9560265あとでこの金具に入れ替えます。ひとつずつの軌道修正によって着地点が見えて来た一歩でした。

お問合せなどはこちらから→メール

七転び八起き

同じ方法を取ることはあっても、同じものを作ることはまずない。(写真:ステムの首をなるべく出さずにハンドルを高めに設定し、ヘッドチューブを長く見せる加工の途中) 金属素材や自転車部品などは特別な場合を除いて流通品を使うが、市販には無い仕様のものしかつくらない。そのためのフレームビルダーである、また製作者としての体現(哲学、在り方;生き様、人柄)でもある。デザインを考えては試行錯誤の繰り返し。オーナーとの対面、会話から始まり、そこからあらゆる限りの使用想定を考え、図面を作り、さらに部品との整合性や使いやすさ、意向に沿ったものであるか確認する。(写真:ラグの内部と外部の整形)そして製品が価値ある内容の出来上がりであるか、その完成図を描くのがデザインすることである。(写真:チューブ接合部内部の施工前と後)つまりオーナーが潜在的に何を欲しているかを自転車というカタチで導き出すことである。

(写真:穴あけのズレと復元)ヒトはときに失敗をするもの、俗にいう想定外がある。どうしたらうまくいくか?とにかく考える。(写真:基準線の引き直し)原因を見つけて対策をすれば、できるはず。何もしなければ、それまで。廻り道かもしれないが、会得したら次回は困らない。とはいっても失敗のすすめ、ではない。(写真:加工中に起きた穴の位置ズレ)ある工程からの作業が進まない。やり方を変えても失敗の繰返し。そして失敗前への復元ばかりだけが上達し、先の見えない状態である。それでも歴史上(またはタイムライン上)に前例があるからこそ、できるのはわかっている。(写真:留め具に変わり、溶接で留めた。ズレようのない位置決め)根本にミスがないかを入念に確認と検証のため、復元のさらに以前に遡る。(写真:ひとりずつ慎重に位置決めをしながら穴あけ)「押してダメなら引いてみる」とは先人の言葉、徹底して原因を突き止めてやり直す。(写真:基準線と穴あけの後にラグを整形する方法を取った)失敗と復旧、この経験値の積み重ねもまた造詣につながる。熟練度ともいう。そして磨かれた技術の先にあるのが芸術である。と最近常々に感じる。

道のりの長さも行く末もわからない。それでも、行く。まずはいち工程終了して、やれやれ。さて次だ。

    というわけで、ふたたびやります Helavna Day

    ヘラブナデイってなにやるの?と、よくお問い合わせいただきますが、とくに「なに」をするわけではなく、アポ無しでふらり工房へいらしてください、という日です。

    きっと敷居が高いであろうハンドメイド自転車の工房、普段はやはり、予約制を取らせていただいております。

    店舗というより工場といった趣の工房、独り製作に打ち込むためであります。

    が、この2日間はオープンワークショップ!いきなりの訪問ウエルカム。

    現在製作中の自転車の紹介から、ハンドメイド自転車の工房ってどんなところ?といった好奇心を満たすひとときを提供します。

    いつもブログを読んでいただいている読者の皆様の言わば「オフ会」のような趣旨も。

    そしてブログでは書けないあんなことやこんなことなど。。。笑

    ほかにも、問い合わせするにもちょっと面倒なご相談もお気軽にどうぞ。

    おいしいお茶を淹れてお待ちしています。

    試乗車もあります。

    img_1045

    前回のようす。

     

    hd

    お問い合わせはこちらから。

    (Hocci)