ショップオリジナルのフレームセットを製作しました

先日のハンドメイドバイシクル展2022でデビューしました。

伺ったコンセプトから当方でネーミングを考えてHOMIEと命名し、ジオメトリーも用意しました。

・コラボフレームセットが出来るまで

依頼主と両者が初めて出会ったのは、およそ10年前のNAHBSでの会場。以降イベントをいっしょに開いたり、当工房がポートランドでの海外展示の際にもいろいろ手伝っていただきました。

最近はコロナなどの影響もあり、その中で何か出来ることはないか?そんな流れから当企画が生まれました。

・フレームオーダーを少しでも気軽に、身近な存在にしたいーHelavna

作業をしていると電話にはほとんど出られず、メールもまた時間差が出てコミュニケーション手段に困っていました。

また当工房でのオーダーは細かく対応出来る反面、オーダーする側のスキルに加えて、納品までの時間やコストで依頼主にゆとりが求められるものでした。

そのような背景もまた誕生のきっかけとなりました。

・乗っても降りても相棒: HOMIE 332

ホーミー332は町からダート、いろいろなところへ遊びに行ける相棒。

120mm幅のトラックエンド。イーストリバーサイクルズの店主のこだわり。なんでも固定ギアで悪路を行く遊びがあるらしく、それならばと最大700x40cまで入るようにしました。もちろんフリー(固定ナシ)も使用できます。

また泥除けやキャリアも付けて出掛けられるように台座を削出して溶接しました。用途や好みに応じた自分仕様のカスタムの可能性が広がります。

そしてもっと側に:

ヘッドやBBなど大事な回転部はショップメカニックにお願いしつつ、市場にすでにあるパーツや眠っているパーツを使って自分で組む。

そうして遊びながらパーツのことや自分に合うもの、好きなものを覚えたりして、もっと親しくなれる1台になれば良いなと思い、いただいたリクエストから当工房でプロデュースと提案をしました。

とにかくすぐに乗りたい;

はじめの組立はショップに全部任せてちょっとずつ覚えるのもアリ、そう思います。とにかく乗っても降りても相棒。

・HOMIE 332だけの「カモメハンドル」

イーストリバーサイクルズがある墨田区を飛ぶカモメに見立てて作ったオリジナルハンドル 。Helavnaとしても新たな挑戦であるTIG溶接。Homie332のために作った初のパーツです。厳密にはウミネコですが…

・Helavnaエッセンスが1台に、カジュアルに。

フレーム、フォーク、手曲げ、TIG溶接、削り出しパーツなど多くの技術が詰まった1台。自分仕様に仕上げてください。

My Homie〜, Your homie〜みなさんの間でそんな言葉が行き交うのを楽しみにしております。

ショップオリジナルのご案内でした。

個人的に気になったひとのメールもお待ちしております。